"CORDOBA"

「アンティークミルと珈琲」コルドバからのお知らせ、店主の日記も少し

メキシコのテスト焙煎

商品番号:C-052「メキシコ・サンアントニオ農園 嫌気性発酵ナチュラル」

店を始める前にあくまで趣味として自分のコーヒーを焙煎していた頃は一般的な珈琲豆しか買うことができなかったのです。当時スペシャリティーコーヒーと言われるものはなかった。いまでは仕事として豆の販売をしていることから商社の方とのお付き合いもできます。いろいろなコーヒー豆を今まで販売をしてきましたが、中心は生産国という区別でした。それが一つの国の中でのどの地域なのかという細分化を重視するようになりました。さらにはコーヒーの品種、精製方法の区別までもが今の見極めどころになっています。嫌気性発酵という精製方法の豆を取り扱うようになったのは昨年からになりますが今回ご紹介する豆は二品目目になります。新しい豆を仕入れた時にはまずテスト焙煎をして豆の性格、特徴を把握します。この時が僕にとっては一番楽しいものです。

テスト焙煎は火入れを替えて二回します。

極浅炒りでのテスト焙煎の豆になります。

先ずは極浅炒り

やや渋みが有り気になる方もいらっしゃるかもしれません。全体的につやのある滑らかな味は、爽快感に満ちている。渋みが有るおかげで後味がすっきりと感じるものかもしれません。テスト焙煎をした浅炒りの豆は粗挽きでまずは味を見ています。その後細挽きにしても淹れてみましたが、大変旨味ある味で好みの味でした。僕は浅炒りの豆の淹れ方では、粗挽きにする場合と細挽きにする場合があります。この豆は細挽きにして飲みたい豆と感じます。

強中炒りでのテスト焙煎の豆ですがそれほど火入れは強くありません。

強中炒り 嫌気性発酵の個性的な発酵の香りがあります。大変柔らかで滑らかなコクが有ります。後味は甘みの有る余韻も良く、メキシコならではの味が感じられます。この豆はコーヒーだけで楽しみたい味です。

商品番号:C-052「メキシコ・サンアントニオ農園 嫌気性発酵ナチュラル」は6月の産地紹介豆となります。多分今月の下旬から始めると思います。受注焙煎でしたらいつでも対応可能となります。